探偵事務所で最も多い依頼は浮気調査です。探偵業務の8割が浮気調査とも言われているため、いま探偵事務所を探している大半の人が浮気調査を考えておられることでしょう。
しかし探偵や浮気調査に馴染みがない人にとっては分からないことが多く、選び方に悩んでおられるのではないでしょうか。
このページでは、信頼できる探偵事務所の選び方をご紹介します。できるだけ簡潔にまとめていますので、ぜひ後悔しないための1つの目安として参考にして頂けたらと思います。
探偵に係わる法律「探偵業法」
探偵事務所に係わる法律には、2007年に施行された「探偵業法」があります。まず、この法律がしっかり守られているかどうかを確認することが、探偵事務所選びには大切です。
この「探偵業法」のポイントは、以下の4点が挙げられます。
- 探偵を営業するためには、公安委員会への届け出が必須。
- 営業所の見やすい場所に「探偵業届出証明書」を掲示しなければならない。
- 暴力団員が探偵として営業することを禁止する。
- 契約時に契約の内容を明確にした書面を交付すること。
124については、以下でさらに詳しく説明しますね。
信頼できる探偵事務所の見分け方
信頼できる探偵事務所の見分け方として、まずは「探偵業法」をしっかり守られているかを確認すること。そのうえで、さらに確認したほうがよい項目があります。1つ1つご説明していきましょう。
1.探偵業法の届け出をしている
探偵業に係わる法律には、2007年に施行された「探偵業法」があります。
ここには、事前に公安委員会(警察署経由)に届出をし、営業所の見やすい場所に掲示しなければならないと定められています。
探偵事務所のホームページを見ると届出番号が記載されている場合が多いので、事前に確認してみると良いでしょう。また、探偵業者の協会や団体に所属している場合はそれも記載されていることが多いようです。これもチェックポイントの1つになります。
そして探偵事務所に訪れる場合には、見やすい場所に「探偵業届出証明書」が提示されているか、確認しましょう。
2.会社の所在地が公開されている
会社の所在地も、ホームページなどを見て確認しましょう。
明確な記載のない探偵事務所は、公開できない理由があるかもしれませんので心配です。
同時に、個人情報のプライバシーポリシーが明記されているか、探偵事務所の規模や設備、調査人員数なども確認しましょう。
3.事務所で面談を行う
事務所の所在地が公開されていても、面談を行う際に事務所を案内されるかどうかもチェック項目の1つになります。
きちんとした事務所を構え、人員も揃っているかどうか、できれば実際に足を運んでみるほうが安心です。
4.相談内容をしっかり聞いてくれる
あなたの相談内容や話をしっかり聞くこともなく、契約を焦る事務所は注意をしたほうがよいでしょう。
料金体系にもよりますが、基本的には相談内容を聞いた後に必要な人員や時間などが分かるはずです。また、始めに安く設定されていたとしても、後から経費などで高額の追加請求があったケースもありますので、しっかり話をして契約内容を確認しましょう。
5.違法調査を喧伝していない
電話番号で所有者を判明させる調査や、復縁工作を行う手法は違法です。
後になってトラブルに巻き込まれないようにするためにも、このような事務所と関わるのはやめましょう。
6.明瞭な契約書を交付する
冒頭で書いた「探偵業法」では、契約時に契約の内容を明確にした調査依頼契約書等の書面を交付することが定められています。
必ず契約書等の内容をしっかり確認し、依頼内容の説明を受けましょう。
以上、探偵事務所選びでチェックしたほうがよい項目を挙げました。
必ずしも良心的な探偵事務所ばかりではありませんので、まず客観的に判断できる法律に照らし、きちんと守られているかどうかを確認すること。そのうえで、信頼に足る探偵事務所かどうかを判断しましょう。
メールなどで簡単に契約するのではなく、まずは電話をして疑問点を質問し、話をしてみるのがよいと思います。
悩んで疲れ果てている人も少なくないと思います。そんなときの探偵事務所選びは大変かもしれません。それでも新たな1歩のために、あなたにとって信頼できる探偵事務所と出会えることを願っています。